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レイモンのハム哲学
カール・レイモン語録
“ワタシの作ったハムやソーセージは本物の味です。
手造りの味です。
わたしのハムはね、肉の細胞を一時的に眠らすだけ。
人間の胃に入るとすぐその細胞はよみがえるんですよ。
だからビョウキ治ります。
チカラ出ます。
だから食べナサイ。”
“食べ物は健康的で美味しくなければダメです。
ワタシのハムは防腐剤など必要のない添加物は使いません。
余分な粉や水も使いません。
サイボーが死んでしまうからです。”
“ドイツでは「血の一滴までも」という言葉があります。
肉はもちろんですが、皮、内臓、骨、血まですべて使います。
自然や神様が与えてくれたものを、あますところなく使う。
そのことで素材の持つうまみを引き出す。 ”
“花を見ればわかるでしょう。
花の色は中から出てきます。
人の健康も体の中から出てくるものなのです。 ”
“人類は国境を越えてお互いに助け合うことが大切です。 ”
これらは「胃袋の宣教師」と言われたカール・レイモンの生前の言葉です。
もちろんハムやソーセージを食べて病気が治るわけではありません。
国境を越えてお互いに助け合うようになるわけではありません。
でも、彼の人々への大きな愛が垣間見えます。平和への切実な想いが伝わってきます。
カール・ワイデル・レイモンは、あくなき本物の味へのこだわりと同時に、当時の栄養状態が良くない日本人の体力・体格を心配し、ハム・ソーセージを食べて元気になることを願っていました。
自分が作ったハム・ソーセージを、おいしく食べてくれる人がいる。
そのことがお金に代え難い彼の喜びでした。
その大きな愛は、カール・レイモンの哲学そのものです。